イビ ってなに?


2020年6月5日
テーマ:きじむなーツアー コラム ムイツアー 沖縄の風習

はいさーい!

とくちゃんです。

イビって何ですか、そう言う質問がきました。

イビは霊石のことだと解釈しています。

場所によっては、イビ自体がご神体になっていたり、その立っている場所全てがイビという場所もあります。

神様がそれを目印に降りてくるのです。

イビに光が差し込む

日本の古くからある自然崇拝でいう磐座(いわくら)、巨石信仰が、沖縄のイビの大元です。

何回も御嶽に足を運べば、イビの存在がわかってきます。

僕がどうやってそれを学んだかというと、実際にその場に行って感じたり、もしくは古文書、地元の人から話を聞いて学びました。

このイビを覚えると、御嶽の御神名もよくよくわかってきます。

琉球由来記、祖先宝鑑などに神名、○○○御イベとかイビとか書かれています。

イベというのはイビというのが訛ったもの。(だと思う)

イビがある場所はそこ自体が聖地になっています。

例であげるとアスムイ(琉球開闢七御嶽のひとつ)の山自体が大きいイビ(霊石)という考え方です。

僕が見てきたイビの多くは、鍾乳石が置かれていることが多いです。

人為的なものもあれば、元々そこの土地にある岩のことを指している場合もあるのです。

沖縄にはもう一つ、霊石信仰でイビを祀る習慣のひとつ、ビジュル信仰があります。

この「ビジュル」の語源は、「びんずる」十六羅漢の一人、賓頭盧のことだそうです。

↑訂正【ビジュル=賓頭盧説ですが、何故かしっくり来なくて。ビシュヌ神(ヒンドゥー教の女性神の可能性があり、そちらの方がしっくり来るので訂正させてください。】

掘り下げると脱線するのですが、サンスクリット語で、バラモン教の流れがあるそうです。

波の上宮、泡瀬ビジュルは、海から拾ってきた霊石をご神体に祀られているので有名です。

古代の人は石が持つ力、(いわゆるパワーストーン)石に神様が降り立つと言う信仰を大切にしていたのですね。

余談ですが、僕は古代の元々あったイビは、今沖縄に存在していないのではないかと思っています。

理由としては、盗まれたという話をよく聞くし、ユタさんや神ダーリーした人達が、色んなモノを持ち込んで祀っていたりするからです。

また、沖縄にないはずの鉱石が混じったイビの伝承を聞いたことがあります。

それが五百年前に、なぜここにあったのか、なぜご神体として祀られていたのか、ミステリーの始まりですw

僕が一番好きなネタなんですが、まだまだ整理中なので乞うご期待!!w

言える事は、沖縄は地球のヘソと呼ばれてる由縁としては、世界から色々な部族集団が入って来ていたと言う事。

縄文の時代から、世界中を回っていた部族が居た(かも)と言うことです。

でわ!

ちゃんちゃん♪

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