はいさーい。
とくちゃんです。
沖縄には昔から医者半分ユタ半分という言葉があります。
その半分のユタについてのお話です。
カミダーリという言葉があります。
カミダーリを直訳すると、神がかり。
カミダーリになった人は突然、原因不明に発狂をしたり泣きじゃくったりします。
(ちなみに沖縄に悪魔の概念はありません)
痛みや苦しみにチャンネルを合わせてしまった、そんな状態です。
実際に、カミダーリしている映像を見たことがあります。
(NHKの再放送で検索したら出てきます)
その映像を僕に見せてくれたのは、とある大きな精神病院の院長先生。
「沖縄のカミダーリと呼ばれる現象は、一歩間違えたら精神疾患だ・・・・」
と、教えてくれました。
一番印象的に残っているのは、
「当院でもカミダーリの患者さんを診ることが多い。ヒアリングだけで帰宅させることもあれば、お薬を処方することもある。」というフレーズです。
何故このフレーズが残っているかと言うと、カミダーリ=精神疾患、と言い切らなかったからです。
その理由。
チムグクルという言葉が沖縄にはありますが、チムとは肝(肝臓)のこと。
心身医学でいう、「相手が苦労しているのを見て心が痛む」という表現に繋がるそうです。
みんなで助け合う沖縄のユイマール精神の原型だと僕は思っています。
カミダーリを乗り越えた人が、ユタになることが多い。
カミダーリになったことで心の苦しみを乗り越えて、それ以上に人に優しくできるし
人を助ける力が宿った(相手と同じ気持ちになれる)からだと僕は思います。
(ユタとノロ、神人(かみんちゅ)についての違いは別記事で書こうと思っているので
あえてここでは触れません。)
その先生が言うには、沖縄では、100人にひとりは精神疾患だそうです。
それぐらい沖縄にはカミダーリする人が多い。
沖縄ではカミダーリとしての見立てがあっても、県外ではすぐに精神疾患扱いされるそうです。
また、別の精神科の医療従事者に聞いた話ですが
隔離されるような人、お家に返せないような人の中には、
本当に教祖様になれるぐらい道理が通っている人もいるそうです。
しかし、国の方針ではそういう人は残念ながら隔離をする方針になっているとか。。。
こういう人が指導者や革命家になってしまったら、国としても大変だということでしょう。
(まあ、まともな人に精神病の薬を入れるとちょっとおかしくなっちゃうよねw)
さすが「神の島、沖縄」というだけあって
カミダーリに対してのアルアルが身近にありますね!
という僕も、実はカミダーリの経験があります。
細かい内容は直接会いにきて聞いてくださいw
今思えば、辛いことがあった後に、そういう状態になったことだけはハッキリと覚えています。
僕は病院には入りませんでした。
周りの支えに助けられて、復帰できました。
それが沖縄のいいところですね。
これぞ、ユイマール精神!!
補足です。
カミダーリと似ている言葉、ターリムンは痴呆、認知症のことを示すそうです。
カミダーリとターリムンを混合して侮辱言葉として使われることも多いそうなので、
使うときにはご注意くださいね!
そうそう、
映像の中でカミダーリした女性をユタの別の女性が歌を歌って落ち着かせていました。
その歌の言葉に意味があるのか、不思議な音色が耳触りがよくて落ち着いているのか?
僕は、後者の方だと思いました。
何故かというと、とある原住民の部族に伝わる歌があって、
言っている内容はわからないのですが、聞いているだけで心が落ち着く。
そんな歌が儀式として残っている話。
それと似ているなと思うのです。
今の医学では解明できないことではありますが理屈ではないのです。
体が覚えていて、言霊に繋がる。
沖縄の命(ヌチ)ぐすいは有名ですが、耳ぐすいという言葉もあります。
言霊のことだろうなと思います。
ア・イ・ウ・エ・オなどに一つ一つの音に、力が宿っているという言霊。
言霊については色々な方が発信しているので
記事にはしないかなーw
でわ!
ちゃんちゃん♪
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