グスク考察


2021年5月5日
テーマ:グスク コラム ムイツアー

はいさーい

とくちゃんです。

タイトル通り沖縄のグスク(城)を明らかにするため、良く考え調べてみようと思います。

沖縄でグスクと言えば、世界遺産にも登録されているのでご存知の方は多いと思います。

首里城や、今帰仁城跡。

勝連城址も有名ですよね!

大規模、中規模、小規模合わせて300-400以上とも言われます。

この数の多さや、不明確な部分はまだ発掘されてない場所や、開発や戦時の時に消失された。が定説だと思いますが、沈んだ場所もあると推測しています。

事実、沖縄の海底遺跡は有名ですよね!

与那国の海底遺跡って神殿みたいで

ある意味グスクだと思えます。

沖縄の城=グスクとなっていますが

グスクに城の漢字が当てられただけだそうです。

他にも石(グ) 囲い(スク)と言われたりするそうですが、土グスクと呼ばれる所もあるので、しっくりはきません。

ちなみに八重山諸島ではグスクの事をスクと呼ぶそうです。

グスクの発祥を調べると

沖縄の貝塚時代。もしくはそれ以前からグスクの原型があったと思えます。

時代を順に見ていきましょう。

グスク時代(12-15世紀)と定義されています。

古琉球時代のスタート時期とも言われます。

それ以前は貝塚時代→新石器時代→旧石器時代の順番で古くなり、先史時代と言われます。

遺跡からは日本最古の人骨(2万3千年)や釣り針(2万3千年前)発見され、これからも発掘の成果が出てくる期待が持たれ、世界中の考古学者が沖縄を注目しているそうです。

ざっくり言うと約3万年前から人の流れはあったということです。

世界規模で天変地異があり、沖縄諸島も浮いたり沈んだりしてたようで、遺物が出てこないのはこの事から推測出来る要点はいっぱいあると思います。

さてグスク時代の12世紀。

源氏と平家の戦いがあり、沖縄に流れて来たお話もあります。

ちなみに沖縄の名前は鑑真和上(日本に初めて戒律を授けに来た唐の高僧)の伝記にある

阿児奈波島(アジナハ-アコナハ-オチナハなど)が最初に出てきます。

沖縄の漢字が出てくるのは江戸時代からだそうです。

思えば6世紀頃から遣唐使として日本から唐に向かう途中に沖縄を中継地点にしようと思っても不思議はないかと思います。

黒船のペリーも沖縄に寄って、日本へ北上してますし、中城グスクを詳しく調査したというお話を聞きます。

当時、世界でも驚くような技術があったと。

また、昨今中城グスクでも新たな発見があり、当時中城グスク築城前に何かの遺跡があったのでは?と思う推測が出来ます。

僕の地元の勝連城は結構人気で、観光で来た城マニアもスゴイ!と言っていたのが印象的ですが、古老の話によるともともとはアマワリ按司(勝連城主)は隣の平安名グスクに居たが、今の勝連城がある場所の噂を聞きつけ引っ越して来たと言うお話を聞いたことがあります。

もともと何かの遺跡があって、その場所に築城したのかな?と言う話です。

沖縄の歴史、文化は思っている以上に古く時代によってグスクの在り方や機能性が多種多様になって行き、渡来人により技術や文明がもたらされたものではないかと思う。

今でもニライカナイ信仰は残っており、海の彼方からくる神さまとは、渡来人(マレビト)を手厚く歓迎したのは有名なお話です。

どの時代でグスクを語るか。で見え方が変わるのが、面白い所ですよ!

ちんぷんかんぷんに聞こえる話も、意外に後からナルホド!と思える発見がありますし。

NO record  No history 記録がなければ歴史は存在しない。と言う言葉があります。

それで言うと琉球(沖縄)が出てくるのは12世紀頃からになり、グスク時代と重なりますが…。

僕は権力者(支配者)のお話よりは、古代人の思想や世界観を知るお話の方が好きです。

記録はないけど痕跡がある。

沖縄の過去(歴史認識)が変われば

世界は変わりますよ!

でわ!

ちゃんちゃん♪

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